アピール増加(特殊)

アピール増加(特殊)は、アピール増加/減少を適用した後のアピール値を増加させる効果であり、ライブアピール値を決定する最後の要素です。アピール増加(特殊)は、一部のスクールアイドルの特技又は個性2により発動できます。

アピール増加(特殊)の効果時間

効果時間の扱いは、アピール増加/減少と同様です。

アピール増加(特殊)の効果対象

効果対象の扱いは、アピール増加/減少と同様です。

アピール増加(特殊)によるアピール値の増加の計算

アピール増加(特殊)によって増加したアピール値は、次のルールで計算されます(アピール増加/減少と同じ方法で計算できます)。

  1. 同一カードを対象とするアピール増加(特殊)の効果量を合計する。

  2. 1.で求めたアピール増加(特殊)の合計効果量を、アピール増加/減少を適用したアピール値に乗算する。

  3. 2.をアピール増加/減少を適用したアピール値に加算する。

  4. 3.の計算結果の小数点以下を切り捨てて整数にする。

計算を数式で表すと、次のとおりとなります。

alv=(1+xXasx100)aapa_{\text{lv}} = \left\lfloor \left( 1+\sum_{x \in \mathbb{X}_{\text{as}}} \frac{x}{100} \right) a_{\text{ap}}\right\rfloor

ここで、数式内の変数及び記号の意味はそれぞれ次のとおりです。

\begin{align} a_{\text{ap}} & = \text{ライブアピール値} \\ a_{\text{ap}} & = \text{アピール増加/減少を適用したアピール値}\\ \mathbb{X}_{\text{as}} & = \text{適用されるアピール増加(特殊)の効果量(%表示)の集合}\\ \lfloor\cdot\rfloor & = \text{小数点以下の切り捨て} \end{align}

アピール増加との違い

アピール増加(特殊)の特技の効果量は、アピール増加の特技と同じ値に設定されています。しかし、アピール増加(特殊)はアピール増加/減少の後に適用されるため、アピール増加/減少の効果量がプラスの場合は、同じ効果量のアピール増加よりもライブアピール値を高く引き上げられます。

計算の例

画像の編成内の歩夢に、アピール増加(特殊)の効果を適用します。

この例では、ゲストなしでストーリー第1章のそれは僕たちの奇跡をプレイします。ゲストなしなので、歩夢のライブ基本アピール値は、編成画面のアピール値と同じ9277となります。ここに、まずは基本アピール増加/減少の効果を適用します。発動した基本アピール増加/減少の効果は次のとおりです。

  • ルビィの個性2(基本アピール増加5%)

歩夢に適用される基本アピール増加/減少の効果は5%となります。よって、基本アピール増加/減少の効果を適用した歩夢のアピール値は次のとおり9740となります。

(1+xXbax100)alb=(1+0.05)×9277=9740.85=9740\begin{align} \left\lfloor \left( 1+\sum_{x \in \mathbb{X}_{\text{ba}}} \frac{x}{100} \right) a_{\text{lb}}\right\rfloor & = \left\lfloor (1+0.05)\times 9277\right\rfloor \\ & = \lfloor 9740.85\rfloor \\ & = 9740 \end{align}

次に、アピール増加/減少の効果を適用します。発動したアピール増加/減少の効果は次のとおりです。

  • 真姫の特技(アピール増加 5.9%)2回分

  • 善子のひらめきスキル(アピール増加 1%)

  • URリストバンド(スキルレベル1)のライブスキル(アピール増加 2.5%)

歩夢に適用されるアピール増加/減少の効果は5.9+5.9+1+2.5=15.3%となります。よって、アピール増加/減少の効果を適用した歩夢のアピール値は次のとおり11230となります。

(1+xXapx100)aba=(1+0.153)×9740=11230.22=11230\begin{align} \left\lfloor \left( 1+\sum_{x \in \mathbb{X}_{\text{ap}}} \frac{x}{100} \right) a_{\text{ba}}\right\rfloor & = \left\lfloor (1+0.153)\times 9740\right\rfloor \\ & = \lfloor 11230.22\rfloor \\ & = 11230 \end{align}

最後に、アピール増加(特殊)の効果を適用します。発動したアピール増加(特殊)の効果は次のとおりです。

  • 曜の特技(アピール増加(特殊) 7.2%)2回分

歩夢に適用されるアピール増加(特殊)の効果量は、次のとおり合計で14.4%となります。

xXasx100=7.2+7.2100=0.144\begin{align} \sum_{x \in \mathbb{X}_{\text{as}}}\frac{x}{100} &= \frac{7.2+7.2}{100} \\ &= 0.144 \end{align}

アピール増加/減少の効果を適用した歩夢のアピール値(11230)を、アピール増加(特殊)の効果により14.4%増加させます。この時点での歩夢のアピール値は12847.12です。

(1+xXasx100)aap=(1+0.144)×11230=12847.12\begin{align} \left( 1+\sum_{x \in \mathbb{X}_{\text{as}}} \frac{x}{100} \right) a_{\text{ap}} & = (1+0.144)\times 11230 \\ & = 12847.12 \end{align}

最後に、計算結果の小数点以下を切り捨てて、歩夢のライブアピール値は、12847となります。

alv=(1+xXasx100)aap=12847.12=12847\begin{align} a_{\text{lv}} = \left\lfloor \left( 1+\sum_{x \in \mathbb{X}_{\text{as}}} \frac{x}{100} \right) a_{\text{ap}}\right\rfloor & = \lfloor 12847.12 \rfloor \\ & = 12847 \end{align}

歩夢がアピールしたときの獲得ボルテージが、計算結果と一致しました。

この例では、アピール増加(特殊)を適用したアピール値がそのまま獲得ボルテージになるように、後の計算要素を全て排除しています。

この例において、アピール増加(特殊)をアピール増加として計算すると、歩夢のライブアピール値は12632となり、アピール増加(特殊)の方がアピール値を高くできることが分かります。これは、アピール増加の効果量の合計がプラス(+15.3%)であるためです。アピール増加の効果量が大きいほど、アピール増加(特殊)が有利にはたらくようになります。

最終更新